最期の幸せ

目を閉じてしまえば
全てが終わる気がする
生きてきたことも

「悔いはない」
そう思える生き方だったかと
自問自答する今

「始まりがあれば終わりがある」
でも、この世に終わりがあるなんて
想像できなかった

全ての人の涙を呑み
悲しみを請け負うことも
今の私にならできる気がする

生きた証に
この言葉を残せるのなら

一日を生きていることができる
それが幸せ、という

 →迎える最期に
生命の詩・リストに戻る
系統リストに戻る
TOPに戻る